シックハウス症候群になると、日常生活にも支障が出てしまいます。シックハウス症候群に対する理解はまだ不十分といえる状況ですから、シックハウス対策を正しく理解し、症状が出ないよう注意することが大切です。住環境は気をつけなければいけませんが、安心できる住宅を建てるためには、使用される住宅建材のことを、購入者が理解しておく必要があります。
フタル酸エステル類は、環境ホルモンのひとつで、身近にある、あらゆるものに含まれているとされています。シックハウス症候群の原因となる物質です。たとえば、おもちゃや傘、家具や電化製品などが挙げられますが、このほかにも、サッシや壁紙、水道管などに使われています。たくさんの住宅建材に使われていますから、住宅を建てる際や購入する際には、フタル酸エステル類が使われているかチェックしましょう。
化学物質性安全データシートというものがあります。これは、化学物質を含む建材を出荷するときに、入荷する業者には必ず知らせるよう義務付けられているものです。購入者が家を建てるときにこのシートを見せてもらえば、どのくらいの化学物質が含まれているかがわかります。塗料には、キシレンやベンゼン、トルエンといった有機溶剤が使われています。一般的にシンナーと呼ばれているものですが、こうした物質は発がん性があり、シックハウス症候群の原因でもあります。
ホルムアルデヒドは、防腐剤として使われている物質で、住宅を建てるときには、このホルムアルデヒドを使った接着材を大量に使っています。天井や床、壁、押し入れに加え、食器棚や机、タンスといった家具にも使われています。においがするのならば、基準値を超えている可能性があり、シックハウス症候群になる危険性があります。すぐに対処するようにしましょう。